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投稿日 2015年4月12日日曜日

マグマライザー、出撃

本日の記録


作業時間 12:00〜18:30
掘削記録 20cm(深度1,240cm)
開始水位 540cm(水深680cm)

久しぶりに休日に晴れました。朝は選挙の投票と高菜の収穫、井戸掘りは午後からです。


作業の準備


フート弁用の短尺パイプを接続しました。
ポンプ式井戸掘り器のロック機構は散々悩みましたが、とりあえずキャップに打ったタップビスをステンレス針金で結束して、パイプバンドで固定しました。うーん、イマイチ。
チゼルも幅75mmに換装です。

フート弁用に短尺パイプを接続しました
ポンプ式井戸掘り器2号のロック機構を
ステンレス針金で作りました
幅75mmオーガの迫力です


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×6+短尺90cmパイプ=1,262cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×6=1,360cm
・チゼル型アースクラッシャー


掘削の状況


先ずはポンプ式井戸掘り器2号の動作試験を行いました。先週末に井戸浚いで作業を終わってますが、想定では先端のソケットの長さ分、砂利を取り残しているはずです。
現場で先端のキャップをステンレス針金とホースバントで固定して井戸穴に落としました。これで泥水が揚がれば、動作に問題はありません。どうかな?

井戸底を浚って、地上に引き上げるとパイプ内にたっぷり泥水が入っています。取外し式キャップ型スイコ弁は大成功です。ですが、ちょっと待て待て。キャップが外れません。隙間に砂が入り込み固まっています。ぐぬぬ。
プラハンマーでキャップを叩いてはずしたら、直後に泥水が凄い勢いで噴き出し、周囲も衣服もびしゃびしゃです。うーん、何か対策要です。

ポンプ式井戸掘り器2号のテストです
キャップを外すと泥水が噴出しました

本日の目玉、マグマライザーの出撃です。砂利層に食い込めるでしょうか?
マグマライザーを井戸底に降ろして、感触を確認しました。井戸底の石にカンカン当たっています。この石を抉り開けるのが目的です。ハンドルを回すと、しっかり井戸底に食い込んで行きます。ガリガリ、ゴリゴリ、ガシガシと石が砕ける感触が伝わります。何度か回転が止まりましたが、左回転で戻してフルパワーを掛けます。今回の溶接は自信があります。たぶん(笑)

20cm下がって、手応えが無くなりました。ヤバイ、三角錐の溶接が外れたのでしょうか?
ハンドルの上に腰かけて体重を掛け、45度程左右に回転させます。その後、全回転すると井戸底を掘削する手応えがあります。ガリガリ、ゴリゴリの感触はありません。砂利層を突破して、粗砂層に達したようです。事前に想定してましたが、ブレードがないため粗砂層では、マグマライザーの食い込みは悪いです。
マグマライザーを上げると、三角錐に付着しているのは砂混じりの粘土です。土層が変わりました。砂利層を打ち抜いたようです。

マグマライザー、出撃!!
マグマライザー、着底しました
20cm下がって、粘土層まで掘り抜きました

修理した径50mmオーガで、マグマライザーが抉じ開けた穴を拡張します。
やはり砂利に衝突して、ガリガリ、ゴリゴリと石を砕く感触がしますが、下穴を開けたお陰で何とかオーガが下がって行きます。オーガが下がったら左回転させて、サイドブレードで井戸壁の石を更に砕きます。
やがてオーガも回転が楽になりました。砂利層を突破して粘土層に達したようです。

径50mmオーガが着底しました
径50mmオーガも15cm下がって粘土層に達しました
地下12m40cmは粘土層のようです

更に径75mmオーガで穴を拡張します。
しかし、石に衝突してオーガの回転が止まってしまいます。径50mmの下穴も効果が無いようです。梃子を掛けますが進展ありません。
ちょっと待った。梃子を使うとオーガがまた破損してしまいます。先週のミスを繰り返してるー♪
そもそも、井戸底にすり鉢状に石が残っていて手を焼いているため、大型チゼルを注文したのを忘れてました。(笑)

径75mmオーガが着底しました
石に衝突しました、禁断の梃子でもダメです
径75mmオーガのブレードが少しやられました

新型の幅75mmチゼルで、井戸底の石を砕きます。ついでに動滑車も試行してみましょう。
動滑車でチゼルの打ち込みは楽になりましたが、本格運用には難があります。後述。
チゼルを打ち込む際に、動滑車がヤグラの横通し単管にカンカン当たるのも気に入らないです。

アースクラッシャー投入に、動滑車を導入しました
白いロープは捨てロープです
幅75mmのチゼルを戦線投入です
幅75mmチゼル、帰投しました

大型チゼルで石は砕けたでしょうか? 再度、径75mmオーガで挑戦します。
井戸底のすり鉢状に残っていた石は砕けたようです。ガリガリと砂利を削り、径50mmオーガと同じ位置まで下りました。この下からは粘土層のはずです。
でも、最後の最後で衝突した石が突破できません。

径75mmオーガも最深部に下がりましたが、
最後に石が邪魔しています

梃子は使えません。アースクラッシャーでまた砕くしかないです。動滑車がまだ上手く使えないので気が重い…。その前に堀クズを浚わないと…。井戸掘り器のキャップも調子悪いんよね…。
ポンプ式井戸掘り器2号を降ろして、井戸底を浚い、引き上げるとスイコのゴム弁がずっこけています。石でなく心が砕けました。
今日はヤメ、ヤメ!!


感想と構想


マグマライザー、好調でした。団結した砂利層を抉じ開けて、穴を掘削することができました。先週は砂利層に阻まれて、丸一日掛けても5cmしか掘削できませんでした。今日はマグマライザーのお陰で、半日で20cmまで掘削できました。

マグマライザーの三角錐が頑張りました

動滑車も荷重軽減に有効でした。アースクラッシャーを片手で上げ下げできるようになりました。ただし、本格運用にはもう少し手直しが必要です。
動滑車を上げ下げできるのは、ヤグラの高さの4m分しかありません。このため、今回はアースクラッシャーの引上げロープに4m毎にスリングを結んで、これをナスカンで接続しました。
アースクラッシャーを井戸底に降ろす際には、20mの細引きをダブルループにして、捨てロープにしました。捨てロープもスリングに掛けて利用します。

このスリングはナイロン製ですが、滑り易くてダメです。最初はスリング1本で動滑車の引上げと、アースクラッシャーの保持ロープと共用してました。しかし、アースクラッシャーを単管の横通しパイプにスリングで保持していると、引上げ用のナスカンが掛け難い。そこでスリングを2本にしました。
上手くいっているようですが、スリングがズルズル滑っていました。持ち手パイプの切り離し箇所と引上げロープのスリング間隔を合わせたはずが、上げ下げしている内にメートル単位で食い違ってしまいます。スリングが滑って、落下事故を起こしそうです。

引上げロープのスリングです
逆光ですが動滑車の作動状況です

持ち手パイプの保持ロープと、引上げロープのスリングが同じ様な目的で二種類あるのも判り辛い。運用中に取り違えてミスを犯しそうです。
径25mm用の吊りバントを購入してあります。次回は、スリングを持ち手パイプ側に集約しましょう。

有給を取って、金土日の3日間を作業に費やしました。雨の中、道具製作も頑張りました。
進捗はあがりましたが、疲れたー。
帰宅したら、家人から「顔色が悪い。血の気がない。」と心配されてしまいましたわ。

井戸掘りに死す。(笑)

追記:昨年末のオーガ脱落事故の反省から取り付けた3mmワイヤーロープですが、卒業しました。アンテナマストは15Aのコネクタを使って、片側2本のボルトで接続する様に改良しました。脱落事故はもう起きないでしょう。ただ、ボルトは時々、チェックするようにします。


アルバム


2015年4月12日



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