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投稿日 2016年6月18日土曜日

砂回収器の改良は成功でした

本日の記録


作業時間 11:30〜17:30
掘削記録 0cm(深度3,765cm) 
開始水位 577cm(水深3,188cm)

本日は晴れ、気温は30度まで揚がりました。体調は…、お腹が痛い。
なんだか、スポーツ苦手の小学生が、運動会前に熱を出すみたいです。週末になると井戸掘りが嫌で体調が悪くなっていると、誤解されるかもしれませんが、安心してください。平日も体調が悪いです。(笑)

井戸掘りに出動したのは正午近く。自動車で資材を搬入しました。
気温がかなり上がりましたが、現場は山の木々からの涼風で気持ち良かったです。

今日は改造した砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)の動作確認です。


作業の準備


手巻きウインチのハンドルを、鉄角パイプに交換しました。
長さも延長したので、梃子の原理で上げ下げが楽になるのを期待しています。

手巻きウインチのハンドルを鉄角パイプに交換しました

使用中の引き上げ用ロープの長さが残り1.5mほどしかありません。ロープ自体、過酷な使用で大分くたびれてきました。延長するのではなく、予防交換で全取替えしました。20mトラックロープ2本で深度40m対応です。

引き上げ用ロープを編んで繋ぎ足し、長さ40mの引き上げ用ロープの交換完了です。

引き上げ用ロープを交換します、20m2本で深度40m対応です
引き上げ用ロープを編んで繋ぎました
引き上げ用ロープの交換完了です


道具と材料


・オーガ本体+延長パイプ×20+90cm短尺パイプ+45cm短尺パイプ=3,825cm
・突き棒2号+塩ビHIVP25×200×17=3,570cm ←最近、使ってません
・砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)


掘削の状況


改造した砂回収器:スクリュードライバー2号(SD2)で掘りクズを浚います。
SD2を井戸底に降ろすと​、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプを挿げ足して​、ハンドル高さは160cmです。
ちょっと高過ぎますが、ブロック3枚を重ねて足場を確保しました。

先端の爪部を交換式に改造した
砂回収器:スクリュードライバー2号
(SD2)で掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
90cm短尺パイプを挿げ足して​、
ハンドル高さは160cmです、
ちょっと高過ぎます

SD2を井戸底に押し込みます。土層の締りが強いです。3週間振りの井戸掘りですが、この間に土砂が締まったのでしょうか?
ハンドルを回しながら、ちょい上げ作戦でSD2が何とか下っていきます。

ハンドル高さ112cmで石に突っ掛かりました。ハンドルを右回し(進行)、左回し(後退)でフルパワーを掛けても突破できません。ここは吊下げ回転作戦を敢行します。
複合滑車(ダブルタイフーン)でSD2をいったん引き上げ、井戸底の石ギリギリでSD2を固定します。ここでハンドルを回すと、ゴリゴリとSD2が石と接触します。この衝撃で石を引き剥がす作戦です。

SD2がジリジリと下っていきます。何だか石も一緒に掘りクズの中に沈み込んでいるようです。
ハンドル高さ105cmまで下がりましたが、石が突破できません。ここまでに土砂を高さ55cm分取り込んでいます。SD2がお腹一杯で石を取り込めないのかもしれません。
いったん、ここで引上げましょう。

ハンドル高さ112cmで石に突っ掛かりました、
吊下げ回転作戦で突破します
ハンドル高さ105cmまで下がりましたが、
石が突破できません

SD2を引上げました。SD2の中身は10cm程下です。まだ、余裕がありました。
ステンレス板で作成した逆止弁は、順調です。

SD2を引上げました、
SD2の中身は10cm程下です、
ステンレス板で作成した逆止弁は順調です
逆止弁とコネクタは問題ありません、爪の変形もありません
SD2から土砂を排出​しました、
土砂が少なくトロトロです

SD2で浚い揚げた土​砂です、砂利が少なめです。

SD2で浚い揚げた土​砂です、砂利が少な目です

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います。
SD2を井戸底に降ろすと​、20本目の180c​m定尺パイプに90cm短尺パイプを挿げ替えて​、ハンドル高さは134cmです。高さ30cmほど下りました。

2回目、SD2で残りの掘りクズを浚います
SD2が着底しました​、
20本目の180c​m定尺パイプに
90cm短尺パイプを挿げ替えて​、
ハンドル高さは134cmです

SD2を井戸底に押し込みます。先ほど掘り下げた部分の土層なので、締りは緩いです。
ハンドルを回わすと、SD2がグイグイと下っていきます。

そして、SD2のハンドル位置が高さ104cmで先ほどの石と衝突しました。吊下げ回転作戦では突破できません。ハンドルを左右に回して、チョイ上げ作戦を試します。石は少しは動くようですが、石と衝突しているため、ハンドルは1回転しません。
石は掘りクズの中に沈み込み、ハンドル高さは97cmまで下がりました。突破できません。どうしましょ。

井戸底の石の様子を頭の中でイメージします。
  • 石は多分、楕円形で横倒しになっている。
  • もしかしたら、長径はSD2の内径よりも大きいかもしれない
  • 石はいったん掘り下げた井戸穴の中で、掘りクズの砂に埋もれている。
  • 石は井戸壁近くに転がっている。
  • 楕円形の石の一方にSD2の爪が衝突している。
石が爪の内側に入れば、SD2に取り込めるはずです。ですが、ハンドルを左右に回しても石は動きません。堀クズの中に沈み込む一方です。先ずは石を動かすことです。そして横倒しの石を縦にして、SD2の中に取り込まねばなりません。
SD2の爪を石の下に差込み、引上げれば石は動くはずです。チューリップグラスの底のサクランボを、柄の長いスプーンで掬うイメージです。やってみましょう。

ハンドルを左回し(後退)させて爪を下げ、右回しで石の下に爪を差し込みます。石に爪が衝突した時点でハンドルをエイヤッと引上げます。ハンドルが重い!!
ハンドルを左右に回していますが、ねじなし電線管20本をボルトで連結しています。連結部の遊びがあるので、ハンドルの回転と37m下のSD2本体が連動しません。手に伝わる感触だけが頼りです。
5~6回繰り返すと石が動き出しした。石との衝突位置からハンドルが少し回転しました。そして、とうとうハンドルが1回転しました。爪と衝突していた石が、SD2の内側に移動したのです。後はSD2本体を下げていけば、石は取り込めるはずです。

SD2を更に井戸底に押し込みます。そして、SD2がハンドル高さ70cmまで下りました。これで高さ60cm以上の土砂を取り込みました。

SD2がハンドル高さ70cmまで下りました、
これで高さ60cm以上の土砂を取り込みました

SD2を引上げました。SD2の中身は7cmほど下です。

SD2を引上げました、
SD2の中身は7cmほど下です
SD2から土砂を排出​しました

SD2で浚い揚げた土​砂です。大きな石が上がりました。これが井戸底で邪魔をしていたのです。

石のサイズは6.0×4.0×3.0cmでした。表面には鋼管が擦れた銀色の筋が見えます。
SD2の爪部ソケットの内径は65.1mmです。石が横倒しでも、なんとか取り込めるサイズですが、実際は、ナットで八方を締め付けていますので、石が縦にならないと取り込めなかったはずです。

SD2で浚い揚げた土​砂です、大きな石が邪魔をしていました
石のサイズは6.0×4.0×3.0cmでした、
表面には鋼管が擦れた銀色の筋が見えます

ハンドル高さ60cmまで土砂を浚えました。掘削済みの最深部です。ここから新たな掘り下げですが、時間切れです。本日はここまで!!


感想と構想


「芋ツルにパイプ取られて貰い水」
3週間振りの現場作業です。ヤグラを見上げると、隣地の畑から延びた長芋のツルが巻きついていました。

井戸掘りばっかりやっていますが、畑は雑草で茫々です。何とかせんと…。

長芋にパイプ取られて貰い水


アルバム


2016年6月18日


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